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酸素不足に対する生体の反応

登山のように徐々に高度を上げていく場合や、高山に長期滞在する時、徐々に赤血球数やヘモグロビンが増加し、細胞の酸素利用の効率を高める酵素の働きが活性化する。
また、肺活量が増加していくなど、高度順化という現象が現れ、低酸素状態でも耐えられるようになる。

9000m近くのエベレストでは酸素濃度が7%近くだが、酸素の吸入がなければ10分程度で死亡する。
が、エベレストへ挑む人たちの多くは、6000m付近で体を高高度にならすため、長い時間をかけて「高度順化」させているため、酸素吸入がなくても生きていられる。

高度順化を得るには、通常3週間以上の高所滞在を必要とする。
しかし、ヘリコプターやロープウェイなどで一気に高山へと至る場合、この高度順化をえられずに、急性酸素欠乏症(すなわち高山病)にかかる。

私の経験としては、乗鞍岳に登った際に高山病になった経験があります。
乗鞍岳は50分程度かけて、バスで一気に乗鞍山頂畳平(標高2702m)へと登ってしまうため、高山病になりやすい条件がそろっていたのですね。

高山病の症例は、頭痛・めまい・息苦しさ。肺水腫・脳浮腫など致命的な症状がでることもある。

酸素不足に対して最も敏感に反応するのは脳である。
脳のうち大脳皮質が最も影響をうけやすい。
酸素濃度は16%程度から自覚症状が出始め、10%程度まで下がると死の危険を生じるようになる。
6%以下の酸素濃度の場合、一呼吸で死ぬ可能性もある。

酸素欠乏症の症状の一つに吐き気や嘔吐がああるが、嘔吐した場合、あおむけ状態では気管に吐物を吸引して窒息する恐れがある。



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