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下山中の注意事項

登り3時間に対して下り2時間といった風に、下山にかかる時間は登りに比べてかなり早くなります。
ですがそれは決して下山が簡単な訳ではありません。
むしろ、下り中は登り中よりも危険性が増すと思ってよいでしょう。

下り続けると膝にかかる負担が増大し、徐々に踏ん張りが効かなくなってきます。
膝ががくがくし始め、歩くことが困難になってきます。

こういう場合を想定して、あらかじめ膝用のサポーターを付けておくのもよいでしょう。


[ザムストの膝サポーター。サポーターの種類は様々なので、ご自分にあったサポーターを選びましょう]

また、特に滑落の危険性が高い下り中に役立つのが、トレッキングポール

[トレッキングポールは2本組で使用するのが理想。擬似的に4足歩行することで安定性を増す]

特に下山中に気をつけたいのが、前のめりに倒れ込むこと。
仮に坂道で前のめりに倒れ込むと、勢いが付いているために延々と坂道を転げ落ちて行ってしまいます。
こうなると止める術はなく、谷底へ真っ逆さま。
まず間違いなく、死に至ります。

なので下りの際は、やや後ろに重心をかけながら下るのがベター。
お尻から滑った場合はザックが抵抗になって滑り落ちつつも止まることができますし、そのまま転げ落ちて行ってしまう危険性も前のめりに倒れ込んだときと比べれば少なくなります。

また、下山中は決して走ってはいけません。
特に子供の場合、体が軽いのでひょいひょい、と飛び跳ねながら山を下っていく姿をみかけますが、大変危険な行為ですから止めるべきですね。
以前、登山中に足首が変な方向に曲がった少年を担いで下山するお父さんに出会いましたが、やはり無理な下山をしたとの事でした。



下山中は特に足下に気をつける。
山頂から少し下がった場所は小石が多く、大変滑りやすい。
こういった場所は平坦な場所で足をついただけでも足下が滑り、尻餅をつくことになります。


[乗鞍山頂付近。足下は細かい石が散乱し、不用意に体重をかけるとすぐに滑ってしまう。]


[こういった小石が多い場所は慎重に。]

その際、無意識に手を地面についてしまうのですが、私は以前乗鞍で手袋をし忘れていて、尻餅をついたときに手首の少し上をすりむいて痛い思いをしました。
それ以来、手袋は登山中・下山中ともに装備する癖を付けています。


[手袋は記事がしっかりしているもので、雨に濡れても問題の無い撥水性能を有するものがよい。手袋をしたままスマートホンの画面を操作できるタイプもある。]


登山靴の土踏まずのへこみ部分を意識することで、滑りを防止できる。
土踏まずのくぼみをうまく石や木のでっぱりにはめるようにすることで、滑りを防止できるでしょう。


[ご自分の登山靴裏面の形状をよく確認しておく。下山中はこの形状をイメージしつつ、どこに足をつくべきかを考えながら歩こう]




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