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登山と雨具

山の天気は大変変わりやすく、登り始めたときは晴天でも、帰りには大雨になっているということはザラ。
安全と言われている山でも雨が降ると途端に危険な山に豹変しますから、雨具は必須。
大雨に降られると、本格的な雨具を装備していても命の危険にさらされることになります。

私の経験としては、本州最東端の魹ヶ崎灯台を目指して歩いていたときに大雨に降られました。
その日は台風が過ぎ去った翌日だったので天候が不安定でしたが、山登りをするわけではないから大丈夫だろうと思い、林道を歩き始めました。
だいたい、大人の足で片道1時間半の簡単な林道コースな訳ですが、突如として大雨に降られます。
私は買ったばかりのゴアテックスの雨具を取り出し、すぐさま装備しました。
上下で3万円程の高級雨具です。

時期は8月の半ばだったのですが、それでもみるみるうちに体温が奪われていきます。
当然、ザックにも防水のカバーは取り付けました。


ですが盲点だったのは、背中とザックの間から入り込む雨水です。
徐々にザック全体が水を吸い重くなり、体感で5kg程重量が増しました。
中に入れていたものは水に濡れてもたいしたことの無いものばかりでよかったのですが、食料品などをカバーもせずにいれていたら駄目になっていたでしょう。
最高級のゴアテックス製のカッパといえども、徐々に撥水性能が奪われていきます。
初めのうちは表面で雨水をはじいてくれており、通気性も高いゴアテックスですから蒸れずにすんでいたのですが、徐々に性能が低下していき、最後の方では汗と湿気で蒸れに蒸れました。

私は命からがら大雨の中を下山し、家族の待つ車にたどり着いた頃には疲労困憊し、体温が奪われていました。
真夏の8月に、低体温症の危険にさらされるとは夢にも思っていなかったです。

最高級の装備を保っていても、大雨にさらされると命の危険が生じる。
この痛い教訓から、少しでも山の天気が荒れそうな時は登山を控えるよう心がけるようになりました。

登山をする際に絶対用意すべきものの一つにカッパがあるわけです。
このカッパは決してけちらない方がよい。
モンベルの高い、上下セットで3万円ほどのものを買いましょう。








私が購入したのはこの、ストームクルーザー。
最高級の製品だけあって値段は高いのですが、優れた撥水性能と通気性能で、雨の中でも蒸れにくいのがすばらしい。
この製品を所持していなかったら、私は魹ヶ崎で遭難してこの世にはいなかったかもしれません・・・。
ザックカバーも必須で、手持ちのザックの容量にあわせたサイズのものを必ず携帯するように。

登山をする上で「傘って必要ないの?」と思われる方がおられるかもしれませんが、傘は正直あまり役立ちません。
というのも、山の天気は荒れやすく、下から上に向かって雨が降るような状況になることもあるためですね。
横殴りの雨が降ったときに、傘は役立ちません。
また、傘を持つと言うことはトレッキングポールを活用できなくなりますし、転倒した際に即座に手をつくことが難しくなるという欠点もあります。

ですから、カッパが必要と言うことになりますね。

登山グッズの中でも性能のよい雨合羽というのは価格が高く頭を悩ませるものですが、これだけは最高性能のものを購入すべきと言えるでしょう。



雨具に限らず、雨を受けた装備は必ず洗濯し、よく干しましょう。
カッパの場合は風呂場に持ち込み、シャワーでよく水洗いする。必要であれば中性洗剤でよく洗い、乾かす。
決して雨に濡れたままの状態でしまい込まないこと。

カビだらけになり泣けてきますよ。
一度カビだらけになった装備は、もうなんともなりませんね・・・。






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